授業スタイルの変化
今の若者はITのお陰で凄まじいスピードで変化する世の中に対応していきます。その中でも子供の授業スタイルにも変化が起きています。授業スタイルの変化3つをご紹介いたします。
英語を聞き話す
2020年度から英語教育が変わり始めました。小学生は3年生から英語教育がスタートして、中学生は英語の授業は原則として英語の使用でコミュニケーション英語を身に付け、高校生は英語話者とやり取りできるレベルまで上げることが目標とされています。
国際化時代になり、日本人も英語を喋れるのが当たり前な時代になるかもしれませんね。
無駄な運動をさせない体育
体育は運動をする科目ですが、運動といえば一昔の時代は「根性」でどうにかなるといった根性論の類が主流でしたが、近年その傾向が消えて量よりも質を重視する時代へと変わってきました。
根拠のないトレーニングメニューはさせずに、しっかりと根拠のあるメニューを導入することが当たり前となってきました。
タブレットやパソコン導入
授業でタブレットやパソコンを導入することをICT教育と言います。ICT教育は、生徒がタブレットで作った発表資料を一瞬でクラス全員の端末に共有できたり、電子黒板に計算問題を提示し書き込みながら解き方を説明したりなど、教育の場面でもITの活用が見られます。
このIT時代に生徒のスキルや知識の対応をさせることや、ITを活用することで更にわかりやすい授業を生徒に提供することができます。よって生徒が楽しく学び伸びていくことがわかります。
具体的な内容の変化
今と昔で教科書の変化が見られます。凄まじいスピードで変わっていく世の中に、新発見や常識、社会の求めているものも一緒に変わっています。その具体的な変わった内容をご紹介いたします。
いい国作ろう鎌倉幕府、1185年
昔の人たちは鎌倉幕府を語呂合わせで「いい国作ろう鎌倉幕府、1192年」と学びましたが、現在では「いい国作ろう鎌倉幕府、1185年」とされています。
この変更は、新発見ではなく詳しい歴史が知られたことによって再定義されたことによります。
聖徳太子→厩戸皇子(うまやどのみこ)
聖徳太子という名は現在の日本人は誰でもわかる人物名ですが、現在の教科書には廐戸皇子(うまやどのみこ)とされています。
この聖徳太子という名は、廐戸皇子の死後に付けられた名前だと考えられています。死後に敬称として使われていたのが聖徳太子ということです。
冥王星は惑星ではない
学校で習う宇宙の勉強ですが、冥王星というのは惑星ではないと2006年に国際天文学連合が唱えたことにより太陽系の惑星から消えました。現在冥王星ではなくその星のことを「準惑星」と呼ばれるようになっています。
踏み絵→絵踏み
この踏み絵という言葉も再定義されて「絵踏み」とされました。そもそもイエスの絵を踏むためのものではなく、イエスの絵が踏まれたということが正しいため絵踏みと再定義されました。
まとめ
昔と今での変化の違いに驚いたでしょうか。筆者の私も聖徳太子と冥王星については驚きました。このように時代が進み定義も変わっていくということが肌で感じることができました。